Skip to main content

日本ナチュラル・ハイジーン普及協会

Japan Natural Hygiene NetWork

トップページ
メッセージ
インフォメーション
関連書籍のご紹介
ナチュラル・ハイジーンとは
『fit for life』との関係
『Fit For Life』著者の近況
「超健康革命の会」について
過去のメッセージ

 
<ハーヴィー・ダイアモンド氏の近況>
 
ハーヴィー・ダイアモンド氏は現在「Feeling Fit For Life」という酵素を中心としたサプリメントの会社の運営に関与しています。彼は『フィット・フォー・ライフ』の中ではサプリメントの使用を否定していたのに、矛盾しているではないかと思われる方もいらっしゃるといけませんので、ここでその点について記しておくことにします。

彼が『フィット・フォー・ライフ』を執筆していた当時(1985年頃)、ナチュラル・ハイジーンの医師や指導者たちのサプリメントに関する見解は、「ナチュラル・ハイジーンがすすめるナチュラルなホールフード(未精製・未加工)でプラントベースの食事を、80%~100%生で摂取している限り、体に必要な栄養はすべて摂取できるため、サプリメントの摂取は不要である」というものでした。

たとえ動物性食品にしか含まれていないとされるビタミンB12でさえも、この食事をしていれば、腸や口、鼻咽腔内のバクテリアよって作られるうえ、肥沃な土で育つオーガニックの野菜には、土中のバクテリアが作ったビタミンB12 さえも付着しており、これを摂取したときに利用できる、というのが彼らの主張でした。
そして今日でもローフードを重視するヴィーガン栄養学の専門家たちは、このような食事をしている限り、このビタミンB12不足は起こらないとしています。
しかし、このような徹底的なナチュラル・ハイジーンの食事を実践し続けていくことは、多くのヴィーガンにとって非現実的であることから、たとえヴィーガンの食事でも長年続けていると、B12不足の人も出てくるということがこの20年の間に明らかになってきたのです。そのためベジタリアン栄養学の専門家たちは、ヴィーガンの人たちにビタミンB12のサプリメント摂取をすすめる傾向に変わってきました。
 
ビタミンB12不足の人が出てきた要因には、下記のものが考えられます。昔に比べ、住環境や食事内容が変わり、口に入れるものが非常に清潔になってきたことから、腸や口、鼻咽腔内でビタミンB12を製造するバクテリアを外から摂取する機会が減少したこと、あるいは、消化障害や抗生物質の摂取・食物繊維の摂取不足・ストレスなどによる腸内環境が悪化したために、このビタミンB12を製造するバクテリアが育ちにくくなってしまったこと、さらには大腸で作られるビタミンB12 の輸送と回腸粘膜での吸収の手助けに必要な内因子の分泌不足の人が多いということも、このビタミンが不足する大きな要因になっています。

内因子は胃壁で分泌される成分ですが、これが不足する主な原因は、胃炎や小腸の障害(セリアック病、悪性腫瘍、薬ほかと関与する)です。胃炎の原因としては、香辛料・塩分・加熱調理食品などの
多い食事(特に高脂肪の揚げ物)、ストレス、肝臓・腎臓疾患、血管の損傷、消化器官内の損傷、
敗血症、胃潰瘍、腺腫、上皮性悪性腫瘍、放射線のダメージなどが挙げられます。

さらに近年ではαリノレン酸からDHAへの代謝がうまく行なわれないために、DHA不足になるヴィーガンの存在も明らかになってきましたし、ローフードへの人気が高まり、酵素栄養学の分野での研究が進むにつれ、加熱調理したものを摂取する場合には、酵素サプリメントを摂取することをすすめる栄養の専門家も出てきています。
このような状況から、ビタミンB12やDHA不足を避けるために、ヴィーガンの人々の間では、これらサプリメントを摂取する習慣が高まってきており、その需要に応え、極めてナチュラルで質の高いサプリメントを製造する企業、あるいはそれを支援するベジタリアンやヴィーガン栄養学の専門家も登場して来ました。

ハーヴィーもその一人です。しかし、たとえサプリメントの会社の運営にかかわっているからとはいえ、ハーヴィーの栄養摂取に関するアドバイスは『フィット・フォー・ライフ』で主張していた「ナチュラルなホールフードでプラントベースの食事である」ことに変わりはありません。それでも不足する人に対して、サプリメントをとることをすすめているのです。
なお、ハーヴィー・ダイアモンド氏が栄養科学の学位を取得したテキサス州オースチンにあったアメリカ健康科学カレッジですが、創立者のT・C・フライの死後、所有者が変わったため、本部をカナダに移し、名称を「Fir For Life Science Institute and The College of Natural Health」と変え、ナチュラル・ハイジーンの教育を行なっています。
http://www.fitforlife.com/college.html
そのほかナチュラル・ハイジーンの教育を行なっている学校・組織については、別掲の関連サイトを
ご覧ください。
 

 <マリリン・ダイアモンドさんの近況>

『フィット・フォー・ライフ』の共著者だったハーヴィー・ダイアモンド氏とは離婚し、その後ヒンドゥー教指導者の最も高い地位にあるスワーミーとしてその名を知られるドナルド・シュネール博士と再婚しました。インドでヒンドゥー教を修行して指導者の資格を取得し、現在ではパートナーと一緒に体のスピリチュアルな分野を高めるためのプログラム(www.theinitiation.com) を体系化し、指導を行なっています。

 
 
 
 
 
 
 

 
上記の記述に関する資料:
・Gyton and Hall, Textbook of Medical Physiology Eleventh Edition; Elsevier & Saunders, 2005
・Dougras Graham, D.C., 「The 80-10-10 Diet」
・W. Peavy & W. Peary 「Super Nutrition Gardening」
・Gabriel Cousen, M.D., 「Conscious Eating」
・J. Norris, R.D., 「Vitamin B12, Are You Getting It ?」