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松田先生からのメッセージ(2014/12/6)

                                               Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston Dec. 2014

 

  

日本のみなさん、こんにちは。  

ひと月ほど前の116日、ヒューストンとその周辺に点在する「ホールフーズマーケット」としては9店舗目に当たる「ポストオーク店」がオープンしました。

 

この新店舗は、3年余り前の用地買収時からヒューストン市民の関心を集めてきたお店で、「最もトレンディーな要素をふんだんにとり入れた画期的なお店になる」という噂が絶えないほど注目を集めていました。

 

ヒューストンの観光スポットにもなっている「ヒューストン・ギャラリア」(注)や一流ホテル、エルメスなどの高級店が集まるアップタウンにできるのですから、それも当然のことでしょう。

 (注)GAPのような日本でもおなじみのカジュアルな店から、ティファニー、ディオール、シャネルなどの高級店まで入る東京ドーム4.8個分の大型ショッピングモール。デパート5店、小売店約400店舗、ホテル2軒、アイススケートリンク、レストラン多数を備える。

 

    

話題のお店の開店初日はどこでも混雑するのが世の常ですが、そのホールフーズマーケットがいったいどんなお店なのか、見に行かずにはいられません。なにしろ全米に350店舗余りある「ホールフーズマーケットの中で最も画期的だという前評判なうえ、しかも我が家から車で4~5分という便利なローケーションなのですから。

 

この新店舗はほかの8店舗とは異なり、駐車場が地下にあります。広々とした駐車場がお店の前に広がっているのが当たり前、というヒューストン市民にとって、「スーパーマーケットの駐車場が地下」ということからして従来のお店とは大きく違います。

 

一流ホテルや高層マンション、そして近代的なオフィスビルが立ち並ぶヒューストンでも最もおしゃれな地区「アップタウン」の中心地ですから、「駐車場が地下」というのも無理はありません。

 

車を地下駐車場に止めて、そこからエスカレーターで上がっていくと、突然、赤・黄・オレンジ・緑など鮮やかに彩られた売場が、目の前に飛び込んできました。

 

美しく並べられたリンゴの赤、パプリカの赤・黄・オレンジ・緑、ミカンやオレンジの黄色、グレープフルーツ(テキサス産ルビー)のオレンジ、ケールやルッコラ、スイスチャード(不断草、フダンソウ)などの目にしみるような深緑、キャベツやサラダ菜などの黄緑、そしてラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーなどなど、虹のようなさまざまな色が広い売り場を美しく彩っています。

 

ホールフーズマーケット内の、色鮮やかなカット・フルーツ売場。

 

ホールフーズマーケットではどの店舗でも果物・野菜が美しくディスプレイされて売られていますが、特にこの新店舗では、カット・フルーツの入った容器が並ぶ冷蔵棚がひときわ目立ちます。

 

ホールフーズマーケットの野菜売場。緑葉野菜の右のケース内に並んでいるのは、さまざまなカット野菜。

 

朝7時から営業しているので、出勤途中の人がカット・フルーツを買うこともできます。果物売場の一角にはジュース・バーもあり、野菜ジュースやグリーンスムージーなどをその場で飲んだりテイクアウトしたり、ヘルシー志向の人にはうれしいことばかりです。

 

ジュース・バー。

 

カット・フルーツの隣には、スープ・野菜炒め・煮込み料理用などにカットされた野菜や、べジ・ヌードルも並んでいます。仕事が忙しいヤッピー(都会に住む若手エリート・ビジネスパーソン)にとって、下ごしらえのしてある野菜は重宝します。

 

ホールフーズマーケットはどの店舗でもオーガニック食材を豊富に取り揃えていますが、この店では、特に地元ヒューストンの農作物を500種類も揃えているそうで、とれたての新鮮なものが入手できます。

 

果物や野菜の売り場を眺めながら必要な緑葉野菜、ザクロ、ベリー類をカートに入れたあと、冷凍食品、プラントベースのミルク、ドレッシングなどの陳列棚が並ぶ通路をいくつか抜け、穀類・豆類・ナッツ類などが並ぶ通路の入口で、私の足はその場にくぎ付けになってしまいました。

 

なんと『The China Study』と『Forks Over Knives』の書籍が、「食と健康」推奨本コーナーに2冊並んで飾られていたのです。 

 

最もトレンディーな都市型スーパーマーケットとして、全米で注目を浴びているモダンなお店に並んでいるこの2冊は、その日本語版(『葬られた「第二のマクガバン報告」』と『超医食革命』)のいずれにも私が訳者・監修者として関わっていたことから、驚きはすぐに大きな喜びへと変わりました。

 

話題のお店で「食と健康」に関する話題のベストセラーとしてこの2冊が選ばれたというのは、なんともうれしい限りです

 

「食と健康」に関する推奨本の棚。

左は『超医食革命』の原書『Forks Over Knives』、

中央は『葬られた「第二のマクガバン報告」』の原書『The China Study』、

右端はジョン・ロビンズ著『The New Good Life』、

下段にのぞく赤い表紙はリップ・エセルスティン著『Engine 2 Diet』。

 

この2冊の隣りには、ジョン・ロビンズの『The New Good Life』(新しい時代にふさわしい「良き人生」とは)が並んでいます。

ジョン・ロビンズは、『Diet for A New America』(邦訳『エコロジカル・ダイエット』絶版)や『Healthy at 100』(邦訳『100歳まで元気に生きる 』アスペクト刊)などのベストセラーの著者として知られる作家です。

 

The New Good Life』は、「プラントベースでホールフードの食習慣」が与えてくれる、お金では買えない「すばらしい恩恵」について、著者自らの体験をもとに記したものです。

 

ジョンの本の下には、リップ・エセルスティンの『Engine 2 Diet』がたくさん並んでいました。リップは、『超医食革命』でも大きく紹介されている心臓病医コールドウェル・B・エセルスティン博士の長男です。リップの本がたくさんあるのは、『超医食革命』に書かれているように(196ページ~)、ホールフーズマーケット社がリップと共同でヘルスフードを開発販売しているからです。

 

 またリップの本の下にも、ニール・バーナード博士の『Dr. Neal Barnard’s Program for Reversing Diabetes』(バーナード博士の糖尿病改善プログラム)など『超医食革命』に登場する医師のみなさんの著書が並んでいました。

 

ホールフーズマーケット社が店内でこうした本を推奨しているのは、同社が「Health Starts Here」(健康はここから始まる。すなわち、ホールフーズマーケットでヘルシーな食材を買うことから始まる、の意)というプログラムを設け、社員や顧客を対象に「プラントベースでホールフードの食習慣」が健康や地球に与えてくれる恩恵についての健康教育を行なっているからです。

 

そのプログラムの内容は、スリムダウンやメタボの改善のために、食材の選択を店頭で指導するプログラムや、ローフード、あるいはヴィーガン対象の料理教室、エクササイズ・プログラムなどです。開店したばかりのポストオーク店では、目下プログラムの構築中だということで、決定次第、同店のホームページにアップされる予定です。

 

超大型のサラダ・バーには新鮮なサラダ野菜、そしてスープ・バーには10種類のスープが並び、オイルを使わないヴィーガン用のスープも種類用意されていました。お惣菜売場には、豆や豆腐、野菜の料理が盛りだくさんだったのもうれしい発見でした。

 

 

サラダ・バーには、新鮮なサラダ野菜、ゆでた豆類、ホムス、

野菜と穀物や豆を合わせたサラダなどが並んでいます。

 

 

 

サラダ野菜、温野菜、アボカド、ホムス、ゆでた豆などを全粒粉のトルティーヤで巻いた「野菜のラップ」も作ってもらえる「サンドウィッチ・ショップ」、アボカドやせん切り野菜を芯にして巻いた玄米や黒米の巻寿司を目の前で作っている「寿司ショップ」もあり、ヘルシーな食事をしたい人にとっては願ってもない環境です。

 

しかもお店の2階には、階下で買ったものを食べられるよう、ゆったりとしたラウンジが併設されています。まだお昼には30分ほど早かったのですが、階下で買ったサラダやスープ、サンドウィッチ、お寿司などを頬張る人でごった返していました。

 

私はカボチャ、タマネギ、ニンジンなどのとれたて野菜と豆の入ったヴィーガン・スープをテイクアウトし、自宅に帰って山盛りいっぱいのサラダと一緒に、低塩でお野菜たっぷりのおいしいスープをいただきました。

  

楽しかったショッピングを振り返りつつ、日本でもこうしたお店が一日も早く誕生することを願った一日でもありました。