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■松田先生からの新着メッセージをご紹介します。

 松田先生からのメッセージ(2013/2/20)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     February, 2013

 日本のみなさん、こんにちは

 各地でインフルエンザが流行していますが、みなさんのインフルエンザ対策は万全でしょうか。予防接種をしても、その効果は期待できないことは、最も信頼のおける国際医療情報機関「コクランライブラリー(The Cochrane Library)」が行なった研究データ(被験者7万人余り)が裏付けています。そればかりか、予防接種には深刻な副作用のリスクも伴います。

 

 予防接種よりずっと安全で、しかも100%確実な予防対策があります。それは、体にとってふさわしい食事をすること、十分な睡眠をとること、日光によく当たること、体を清潔に保つこと(特に気をつけることは、手で目・鼻・口にさわらないこと)、です。

 

 この4つの要素はいずれも、ナチュラル・ハイジーンの基本中の基本です。私は「ナチュラル・ハイジーン・ライフ」を始めて25年になりますが、それ以来、風邪にもインフルエンザにもかからなくなりました。それ以前は、年に34回は風邪を引き、3年に1度はインフルエンザに悩まされていましたから、大違いです。

 

 「ナチュラル・ハイジーンの基本」が予防対策として安全・確実である理由は、主に二つあります。一つは「体の免疫力を最大限に高め、免疫力アップに役立つこと」、もう一つは「ウィルスなどの有害物質が体内にとり込まれる機会を最小限に抑えられること」です。

 

 免疫力アップによって「スーパー免疫力」が備わるようになれば、インフルエンザ・ウィルスばかりか、あらゆる有害な侵入物、さらにはガン細胞の発生や増殖までもシャットアウトすることが可能になるのです。

 

 前出の「体にとってふさわしい食事」とは、ただ「プラントベースでホールフードの食事」であればよいというわけではありません。色とりどりの野菜・果物・豆類を中心に、種実類と全穀物、キノコ類、海藻類などを加えた食事です。油は使いません。

 

 

 「スーパー免疫力」を養うには、①緑の濃いアブラナ科の野菜、②色とりどりの豆類、③ネギ類、④キノコ類、⑤ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、イチゴなど)やザクロ、⑥種実類、こうした食べ物を積極的に摂取することだ、と「全米一のファミリードクター」として知られるジョエル・ファーマン博士は言います。

 

 ここ10数年の研究から、これらの6種類の食品群の中には、ファイトケミカルや抗酸化物質(ビタミンC、E、セレニウムなど)が豊富に含まれていることがわかってきました。抗酸化物質はもとより、ファイトケミカルは「スーパー免疫力」を養うのに不可欠な抗ウィルス・抗菌・抗炎症・抗カビ・抗酸化・抗ガンなどの作用を高めてくれます。

 

 ファーマン博士は、ナチュラル・ハイジーンの原理原則に加え、最新の栄養科学が明らかにした情報を織り込んだ独自の「健康プログラム」で、劇的減量やさまざまな病気克服にめざましい効果を上げている医師です。

 

 正しい食事摂取に加え、睡眠を十分とります。そして日光に当たり、免疫機能を円滑に保つのに不可欠なビタミンDを確保することが、「スーパー免疫力」を養うポイントです。

 

「体を清潔に保ち、洗っていない手で顔(目・鼻・口)にさわらないこと」の理由ですが、目・鼻・口・耳などの体の開口部に触れない限り、大量のウィルスをとり込むようなことにはならないからです。

 

 インフルエンザの感染経路としては、主に「飛沫感染」(注1)が重視されていますが、アメリカでは、「接触感染」(注2)のほうが強力な感染経路だと指摘する医師も少なくありません。ウィルスに感染している人が、直接咳や息を人に吹きかけるようなことをしない限り、ただ呼吸しているだけでは、体の開口部からインフルエンザに感染するのに十分なウィルスをとり込むことにはならない、という理由からです。

(注1)飛沫した感染者のくしゃみや咳から放出されたウィルスが、周囲にいる人の粘膜に付着することによる感染。

(注2)ウィルスが付着しているものに直接触れることによる感染。

 

 私は37年間アメリカに暮らしていますが、インフルエンザが大流行していても、街でマスクをしている人を見かけたことがありません。友人たちに尋ねたところ、街中でマスクをしているのは、ガン治療を受けた直後の患者のように、免疫機能がきわめて低下している人くらいだそうです(注:手術室にいる医師や看護師はマスクをしますが、これは別な理由です)

 

 特にインフルエンザが流行中は、外出先でいろいろなものにふれた手で自分の顔にさわらないよう気をつけましょう。

 

 ウィルスが付着したものにふれた手で、ついうっかり鼻や唇をさわることはよくあります。それでも私の経験では、「スーパー免疫力」さえ備えていれば、たとえどんなにたくさんのウィルスが周りにあろうとも、感染するようなことにはなりません。ナチュラル・ハイジーン式の予防対策実行を機会に、ぜひとも風邪やインフルエンザに負けない「スーパー免疫力」を身につけてください。

 

 なお、インフルエンザに感染してしまったようなときの対策については、「超健康革命の会」の「会報」第56号(20132月号)に詳しく記していますので、参考になさってください。

同号では、先月この欄でご紹介したドキュメンタリー映画『Forks over Knives』がアメリカ社会に与えた大きな影響について特集していますので、あわせてご覧いただければ幸いです。会へのお申し込みは ⇒ こちらから

 

 




 

 

 

 

 

  

 最近の私の朝食は、「ベリーとザクロのグリーンスムージー」です。ザクロの旬は秋ですが、こちらでは、まだカリフォルニア産の大きなザクロが手に入ります。ベリーやザクロは冷凍でもOKです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冬の間は、豆と野菜のスープが夕食によく登場します。写真は黒豆と野菜のスープです。

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年4月の来日講演会について】

このホームページのインフォメーション欄でもご案内していますが、春の来日講演のスケジュールは下記のようになっています。詳細については、各講演会主催のご担当者までお尋ねください。

 

★4月13日(土)神戸/問い合わせ先:03-3436-6827(日本リビングビューティー協会)


★4月14日(日)東京/問い合わせ先:03-3436-6827(日本リビングビューティー協会)


★4月19日(金)福岡/問い合わせ先:092-738-3330(公認会計士 山崎隆弘事務所)


★4月20日(土)那覇/問い合わせ先:050-3133-5773(人育科学社/じんいくかがくしゃ)


 

 

 




松田先生からのメッセージ(2013/1/15)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     January, 2013

 

 明けましておめでとうございます。

 

 日本にいるみなさんは、どんなお正月をお過ごしになりましたか。ここヒューストンで衛星テレビのNHKニュースが伝える日本のお正月風景を見ていると、私が20代半ばまで過ごしていた頃の日本のお正月とはずいぶん様変わりしているように感じました。残念ながら「日本の伝統美」のようなものが薄れつつあるのかな、と少し寂しい気持ちがしています。

 

私の知っている日本のお正月は、表に出るとどこのお宅の玄関にも門松が飾られ、お宮参りやお年始に向かう華やかな晴れ着姿の女性たちが目立ちました。私も大晦日には美容院へ行って日本髪を結ってもらい、年越し蕎麦を食べ、「紅白歌合戦」を見たあと、両親とともに明治神宮へ初詣に出かけたものでした。時が流れ、日本のお正月風景が変わったとしても、幼い頃のお正月の思い出は、いつまでも大切にしまっておきたいと思います。

 

 さて、新しい年を迎えると、一年の無事と健康を祈るのは世の常です。健康は「健康的な生活の結果」ですので、「健康的な食習慣やライフスタイルを選択しよう」という思いを新たにされた方も多いことでしょう。

 

生涯スリムでスーパーヘルシーな体を手に入れ、それを維持していくためには、もうひとつ大切なことが必要です。それは「体の声にいつも耳を傾けていること」です。

 あなたの体は何か異変が生じると、そのことを伝えるメッセージをいつもあなたに送ってきます。そのメッセージを受け取ることができるのは、「あなた自身」だけです。この世の中のどんな名医であっても、「あなたの体の声」を直接聞くことはできません。医師たちは、あなたの体を常に健康に保てるようあなた以上に努力することはできないのです。

 

 例えば、胃もたれや胸やけ、胃痛、腹部の膨満感、便秘、下痢、たくさんのオナラなど、私たちの周りによくある消化器官の不快な症状は、体にとってふさわしくない食習慣やライフスタイルを続けていた結果、「消化器官が正しく機能していません」ということを、体がその持ち主に知らせてくれているメッセージです。

 

 同様に、ニキビや吹き出物は、消化器官が正しく機能していないため、体内にため込まれてしまった有害な老廃物を、体が緊急に排泄させる手段です。このようなトラブルのある人は、たいてい便秘の悩みも持っています。「お肌(特に顔)はお腹の中の状態を映し出す鏡」ともいえます。腸がクリーンに保たれていないと、あなたの体は最大の排泄器官であるお肌の組織から老廃物を排泄させるのです。

 

 さらに花粉症の人は、ため込まれた有害な老廃物を、日頃から鼻汁や涙の形で排泄させているため、有害物質の刺激で鼻や目の粘膜が過敏になりすぎています。そこに花粉が付着すると、体の防衛反応(免疫システムの働き)が過剰になり、鼻水や涙がとめどなく出てきてしまうのです。

 

 閉経前の多くの女性が経験している「生理痛」も、体にとってふさわしくない食事選択やライフスタイルによってもたらされる有害な老廃物の刺激のため、子宮粘膜が傷つき、炎症が生じていることを体の持ち主に知らせているメッセージです。10代の初め頃から毎月激しい生理痛に悩まされていたにもかかわらず、そのことを知らなかった私は、34歳という若さで子宮を失うという悲しい体験をしました。

 

 不快な症状が起こったとき、人のすることといえば、たいていが薬を飲んで症状を抑えることです。私がそうだったように、体から送られてくるメッセージに耳を傾けることなく、「根本原因は何なのか」「食生活はどうなのか」「ファイトケミカルやビタミン、ミネラルなどが豊富な食事をしているだろうか」「睡眠や運動は十分だろうか」などということもほとんど考えることはないでしょう。

 

 長い間、不快な症状の根本原因を突き止めずにいると、消化器官をはじめとする体のさまざまな組織に負担がかかりすぎてしまいます。その結果、排泄しきれない老廃物が体内にため込まれ、組織を刺激し炎症を引き起こします。やがて炎症は潰瘍やポリープ、さらにはガンへと悪化していきます。大病のそもそもの原因は、体にとってふさわしくない食習慣やライフスタイルから始まっていたのです。

 

 不快な症状を感じたとき、体にとってふさわしい食事やライフスタイルを選択し、体の各器官や組織が正しく働くように修正してあげれば、不快な症状はすぐになくすことが可能です。

 

 でも、気の向くままに好きなものを食べ、飲み、ときどき生じる不快な症状を「誰にでも起こる当たり前のこと」と軽視して薬で止めていると、晩年になって大きなツケを払わされることになります。ガンはもちろんのこと、心臓病や糖尿病なども、「体にとってふさわしくない食事選択やライフスタイル➡組織への刺激➡炎症」という経路をたどり、次第に悪化していくのです。

 

心身ともにきわめて健康で、頭の働きもシャープに保つ方法は実にシンプルです。「何を食べ、どのように暮らすべきか」を知り、さらに体から送られてくるサインに素直に耳を傾けます。もし異常を知らせてきたときには、今一度食事やライフスタイルを見直し、修正すればいいのです。

 

2013年がみなさんにとって、幸せと健康に恵まれたものでありますよう、お祈りしています。

 

 

我が家のお節料理:

 プラントベース&きわめて減塩で、お砂糖は使いません。甘味は水に浸したデーツをミキサーでブレンドしたものです。それでも塩分を大量にとりこんでしまうため、おせち料理を食べると言っても、グリーンサラダをベースに、それぞれをほんの一口ずついただく程度です。そのほかに玄米餅と野菜のお雑煮、大根なます、黒豆の含め煮なども用意します。ただし、私がこうしたお正月のごちそうをいただくのは元旦のお昼だけにしています。

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/12/20)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     December, 2012

 日本のみなさんこんにちは。

 今年も残り少なくなりました。年末は外食する機会が増え、体調を崩す人も少なくありません。クリスマスパーティーや忘年会後の体重増加、そして風邪引きやインフルエンザ感染などを避けるには、「自分の体の責任を負っているのは自分だ」という自覚を忘れないことです。

 

夜にパーティーや宴会などの予定が入っている日は、食べるものを自分でコントロールできる朝食やランチなどで、できるだけ果物と野菜(特に緑葉野菜)を摂取するよう心がけましょう。

 

「リンゴ、冷凍バナナ、そして小松菜をたっぷり入れたグリーンスムージー」、あるいは「柿とバナナのスライス、ブドウ(またはレ-ズン)入り緑葉野菜のサラダ」などは、誰でもどこでもお手軽に用意できます。大さじ1~2杯のヘンプシードかチアシード、フラックスシードなどを加えると、オメガ3の補給も万全です。

 

リンゴ、冷凍バナナ、小松菜のグリーンスムージー

                                            (柿とバナナにブドウを加えた緑葉野菜のサラダ

 

 現在メタボ、ガン、心臓病、糖尿病などの悩みを抱えている人は、特に厳格な食事管理が必要です。多くの人がそのことに気づいてはいるようですが、実践するとなるとなかなか大変で、足踏みしています。

 

そんなみなさんの背中を押してくれるようなDVD12月下旬、日本でも発売されます。昨年アメリカで大ヒットしたドキュメンタリー映画『Forks over Knives』の日本語版です。タイトルは「正しい食事(フォーク)は手術(ナイフ=メス)にまさる」という意味です。(邦題『フォークス・オーバー・ナイブズ』)

 

 この映画については「超健康革命の会」の「会報」第48号(20114月)と第49号(同7月)でもご紹介していますが、昨春、全米の大都市で公開され、予想を上回る評判を呼び、劇場によっては上映期間を延長するほどの注目作品でした。

 

 封切以来1年半経過した現在でも、Amazon.comのチャートを見ると、この映画のDVDは、いまだにドキュメンタリー部門でベスト10以内のランクを維持しています。

 

ドキュメンタリー映画としては異例のロング&ベストセラーを続けている理由ですが、何といっても、栄養学と医学の最高峰に位置するキャンベル博士とエセルスティン博士らの成し遂げた偉業が、食品・医薬品・医学などの業界に妨げられずに大勢の人の目に触れ、メタボ(肥満、高血圧、脂質異常、高血糖)や心臓病、糖尿病、ガンなどの深刻な病気を抱えるたくさんのアメリカ人たちに、大きな希望と勇気を与えることになったからです。

 

映画の中で語られるこうした真実の情報が、食品・医薬品・医学などの業界に妨げられずに多くの人の目に触れたことは、いま全米の食習慣に大きな影響を与えつつあります。

 

劇場での一般公開後は、全米各地に存在するベジタリアンやヴィーガン、ローフードなどのグループはもとより、教会やYMCAなどが地域社会の人々の健康プログラムの一環として、この映画の上映会を行なっています。アメリカ同様、日本でも大きな話題を呼ぶことを期待しています。

 

なお、アメリカではこの映画の単行本もロング&ベストセラーを続けていますが、その日本語版は20132月頃、グスコ―出版より刊行される予定です。

 

健康を損ねる原因は「悪い食習慣」だけではありません。「日光に当たる機会が少ないこと」「寒さのために締め切った換気の悪い室内にこもりがちで、新鮮な空気や運動が不十分なこと」「パーティーや宴会で帰りが遅くなり、睡眠が不足すること」などは、いずれも冬の体調不良や風邪引き、インフルエンザの典型的な要因です。

 

お天気のいい日はできるだけ戸外に出て、日光に当たり、新鮮な空気を吸って体を活発に動かしましょう。みなさん、どうぞお元気で良いお年をお迎えくださいね。

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/11/28)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     November, 2012

 日本のみなさんこんにちは。

 

私が住むヒューストンでは、毎月2回、定期的に行なわれているローフードの「ポットラック・ディナーパーティー(持ち寄り夕食会)」があります。そこで先日、ローフードシェフかつローフードの指導者として世界的に知られる、ポール・ニーソン氏の講演会が開催されました。

 

 ポールがローフーディスト(ローフード実践者)になったのは、20歳のときに発病したクローン病がきっかけでした。この病気は潰瘍性大腸炎とともに炎症性腸疾患の一種で、から肛門までの全消化管の粘膜に炎症・潰瘍・腸管内腔狭窄などの病変が生じます。主な症状としては腹痛、下痢、血便、発熱、栄養不良、体重減少などがあげられます。

  

ポールは回復を求めて多くの医師の診察を受けましたが、どの医師も、「クローン病は原因不明の不治の難病です。治療法はなく、生涯薬で症状を抑えるほかはありません」と言うだけでした。ポールが乳製品や肉の摂取習慣とクローン病との関係を尋ねても、「まったく無関係」と一笑に付し、特に生野菜や酸味のある果物はとらないよう警告されたそうです。

 

                                       ローフードのポットラック・ディナーパーティー(持ち寄り夕食会)にて  

 

 その後、ポールはたまたま出会った「ローフード」「ポジティヴな生き方」「体を傷つけるものをとり込まないこと」などを重視する健康法をとり入れ、めざましいスピードでクローン病を完全に克服してしまったのです。以来17年間、ポールはローフード100%の食事ですばらしい健康を維持しています。

 

 ポールは自らの経験を生かし、ローフードを中心とした健康法に関する多数の本を著し、Youube(インターネット動画共有サービス)を利用した「Raw Food Health Show」(http://www.rawlifehealthshow.com/about-paul/)を主宰、ローフード栄養学やローフード料理のこしらえ方など、さまざまな健康情報を発信し、ローフードライフがいかに簡単で楽しいかを人々に伝えているほか、世界各地で講演も行なっています。

 

 

 

 先月のディナーパーティーでポールがクローン病体験について語った内容は、ナチュラル・ハイジーンのパイオニアの医師たちが教えていたことと共通しているものばかりでしたので、ここでご紹介したいと思います。

 

 ポールはまず、健康維持に最も重要なことは、「体にとって有害なものをとり込まないこと」と述べ、「ハイクォリティーな食べ物(完熟した新鮮なオーガニックの果物、野菜、木の実や種子(シード)類)」を、「正しい組み合わせ」で「摂取するのに正しい時間帯」に「食べすぎない程度」に食べることをすすめていました。(注)

 

 

 

 

 

 

 

ローフードの指導者、ポール・ニーソン氏と

                                                    

 また、ヘルシーなローフードの食習慣が健康の要素のすべてではないことも強調し、そのほかの重要な要素として、特に次の点をあげていました。

 

    新鮮な空気をとり入れること

    天然繊維の衣類を身に付けること

    化粧品やハイヒールが体にもたらす害を知ること

 

新鮮な空気をとり入れる点で特に重視したいのが、「就寝時には寝室の窓を開け、外気が入るようにして眠ること」とポールは言います。これは就寝中、呼吸によって排泄された有害物質が充満している寝室の空気を、再び吸い込むのを防ぐためです。日本の場合、国道沿いの空気の悪い場所に住む人や寒い冬の夜など、例外もあるでしょうが、できる範囲内で換気に努めるように、とポールはすすめていました。

 

 天然繊維の衣類を重視するのは、機密性に富む化学繊維の衣類で有害物質の排泄を妨げてしまわないようにするためです。皮膚は最大の排泄器官であり、目には見えなくてもたくさんの毛穴から常に有害物質を排泄させています。日本のように冬の気温が低いところでは、どうしても保温性に富んだ化学繊維素材のものが好まれますが、直接肌に触れるものは天然繊維のものを選ぶように、私もおすすめします。

 

 化粧品やハイヒールは女性たちの多くがなかなか手放せないアイテムです。しかし、化粧品に含まれる化学物質は、皮膚細胞を通してや、または口紅のように飲食物とともに、体内にとり込まれてしまいます。また、ハイヒールは歩きづらいため、姿勢を悪くさせて、背骨を健康に保つことができなくなることから、健康を阻害してしまいます。

 

この二つの指摘については、少し耳が痛みました。私はそのことをナチュラル・ハイジーン理論からすでに学んでいるにもかかわらず、今もまだ使用しているからです。これではナチュラル・ハイジーンの指導者として恥ずかしい想いがあるのですが、この二つを捨ててしまったら、女性としての楽しみがなくなってしまいます。ですから私は、必要最小限にとどめるよう、化粧品は外出するときだけ、それもできる限りナチュラルなものを使うよう心がけていますし、ハイヒールは公式の場に出席するときにのみ使用するようにし、移動には常にスニーカーを愛用しています。

 

最近日本でもローフード人気が上昇中で、ローフードライフをとり入れる人が増えてきています。しかし「食習慣をローフード変えれば、健康になれる」といった短絡的な考え方はしないよう、ポールはローフードファンに警鐘を鳴らしていました。

 

ドライフルーツと木の実や種子(シード)類を合わせたローフードのスイーツやナッツバー、あるいはディハイドレーター(食物乾燥器)で乾燥させたクラッカーやパンなどは、「ロー・ジャンクフード」と考えるべきもので、「特別の日だけに限るように」とポールは言っていました。体には水分が豊富な食べ物が必要だからです。

 

医学では「不治の病」とされているクローン病を克服したポールが、自らの体験と、さまざまな健康法を研究して学んだことは、クローン病の人ばかりか、私たちすべての人にとって役立つものだと思います。

 

(注)「正しい組み合わせ」と「摂取するのに正しい時間帯」については、『フィット・フォー・ライフ』『常識破りの超健康革命』(いずれも、グスコ―出版刊)に詳しく記されています。

 

 

 

 

 

 

 

New! 松田先生からのメッセージ(2012/10/21)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     Octmber, 2012

 日本のみなさんこんにちは。

 

私は今、このメッセージを滞在中の日本で書いています。私が日本に来ると、みなさんからよく尋ねられる質問があります。それは「滞日中、仕事以外のいちばんの楽しみは何ですか」というものです。

 

私の滞在中の楽しみといえば、旧交を温めたり、美術館に出かけたりすることもあるのですが、日本のみなさんの、とてもきめ細やかで丁寧なおもてなしに出会うことが第一の楽しみと安らぎのような気がします。

 

ホテルのフロント、デパートの店員さん、空港の職員など、みなさんの丁寧な応対にはいつも感激せずにいられません。アメリカでは、こうしたところで働いている人の対応が不十分で、いら立ちや不満を覚えることがしばしばあるのです。

 

日本滞在中は、日本のみなさんのこうした心温まるおもてなしに、幸せな気分をたくさん味わっています。そして、そんな日本のみなさんには、いつまでも健康で幸せな人生を送ってほしい、と願うばかりです。

 

さて、日本人は亡くなる前の11年間(平均年数。女性は13年、男性は9年)、何らかの病気と闘いながら生き長らえているという現実を、みなさんはご存知でしょうか。

 

高齢者にとって健康上の最も一般的なトラブルは、メタボ(腹部肥満、および血圧・血糖値・コレステロール値が高いこと)、ガン、心臓病、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー病、関節リウマチ、骨粗鬆症、肺炎、帯状疱疹、胃や腸のトラブルなどです。

 

いずれも、体にとってふさわしい食生活をしていれば、このような病気は避けられるものです。そればかりか、万が一このような病気になってしまったとしても、改善させる可能性はあるのです。

 

たとえば、冠動脈(心臓の動脈)の90%が閉塞していても、プラントベース&ホールフードに変えれば、血管の閉塞物は溶けてなくなり、血流がもとに戻ることは、すでに臨床医学の現場で証明されています。

 

過去に二度も心臓発作を起こし、バイパス手術やステント挿入術(注)を受けているクリントン大統領は、「ステントで血管を広げても、動物性食品の摂取を続けている限り血管はまた詰まる」ということを知り、ヴィーガンの食事に転向し、三度目の心臓発作を起こさないことを保証する健康体に変身しています。このことは、以前このメッセージ欄でもご紹介したとおりです。(注)閉塞した血管を広げるため、金属でできた網目の筒状のものを動脈に挿入する手術。

 

関節リウマチで痛みがひどいため、歩行器や車椅子に頼っていたという高齢者でも、食生活を正すことによって症状が改善され、やがて自分で歩けるようになります。

 

私のナチュラル・ハイジーン仲間のフォーチュン(ベジタリアン歴20年、ヴィーガン歴10年の女性)は、関節リウマチなどのさまざまなトラブルを抱えていた88歳の母親に「ナチュラル・ハイジーン・プログラム」を紹介し、健康上のトラブルを一掃させ、すばらしく健康な体に回復させています。

 

フォーチュンの母親エスタは、それまで関節の痛みのために歩行困難で、高いコレステロール値や中性脂肪値、クローン病、胃の痛みなどのために不快な毎日を送っていたうえ、背中にできた帯状疱疹のために座ることもままならない状況でした。

 

6か月間、医師の処方した4種類の薬を使用していたのですが、帯状疱疹の治療の効果はなく、フォーチュンは痛みに苦しむ一人暮らしの母親を自宅に住まわせ、ナチュラル・ハイジーンによる徹底した食事プログラムを試みたのです。

 

朝食はフルーツかグリーンスムージー、昼食は野菜ジュース、山盛りいっぱいのサラダと木の実か種子類、あるいはサラダとアボカドと豆類の組み合わせ、夕食はサラダと温野菜と豆類、それにイモ類か全穀物またはコーンの組み合わせです。種子類や豆類、全穀類などのスプラウト(発芽させたもの)も積極的に使うようにし、ローフードの割合が多いメニューにしたといいます。

 

この食事プログラムがもたらした健康効果はめざましく、エスタは1年足らずのうちに健康上のトラブルをすべて克服したのです。

 

エスタは3歳年上でアルツハイマー病を患っていた夫を心臓発作で亡くしていたほか、兄、弟、妹も病気ですでに他界していました。さらに友人たちの多くが病気で亡くなっていたり、アルツハイマー病を患っていたりという状況だったのです。 

 

しかしエスタは、「体にとってふさわしい食生活」を実行に移すことによって、健康な体に変身し、若いときのように行きたいところならどこへでも、いつでも行くことができるようになり、通院も薬の束も必要なくなり、ハイクォリティーな老後生活を満喫しています。

 

 

先日そんなエスタとフォーチュン母娘、そして彼女の妹グラディスの3人と会う機会がありました。3人とも、とても健康で幸せそうでした。グラディスもハイジニストですし、フォーチュンの夫も少しずつハイジーン・ライフをとり入れているところだといいます。

 

フォーチュンがナチュラル・ハイジーンと出会ったのは、30年前のことです。友人に連れられ、ニューヨークで開催されたナチュラル・ハイジーンのミーティングに出かけたことがきっかけでした。その友人とは90歳の男性で、ナチュラル・ハイジーン・プログラムでガンを克服、以後50年間健康に暮らしていたそうです。

 

私たちの社会では、たいていの人が病気を抱えて晩年を暮らしていますが、そんな惨めな人生を送る必要はまったくないのだということを、ぜひ多くのみなさんに知っていただきたい、と思います。

 

(写真は、左から、グラディスとフォーチュンの姉妹、母親のエスタです)

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/9/12)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                     Septmber, 2012

 

日本のみなさん、こんにちは。

もう9月中旬というのに、暑さの衰える兆しもなく、本来は「初秋の候」と書くべきなのでしょうが、「省エネ対策」実施中の日本のみなさんには、心より残暑お見舞い申し上げます。

 

私の住むヒューストンも緯度的には奄美大島とほぼ近い位置にあるため、夏の暑さは半端ではありません。おまけにメキシコの砂漠からの熱気とメキシコ湾からの湿気を帯びた空気が押し寄せ、夏のヒューストンは、まさに亜熱帯地方同様の暑さです。

 

表に車を1時間も停めておくと、車に戻ったときには、まるで熱したオーブンの中に体ごと放り込まれたような、焼けるほどの暑さを感じます。

 

でも日本のみなさんより恵まれているのは、どこへ行っても建物の中は冷房がかなり効いていて、長袖のワイシャツに合い物のスーツ、そしてきちんとネクタイを締めたビジネスマンが快適に仕事ができる温度設定になっていることです。

 

さらにヒューストンのダウンタウンのビル街は、地下道が発達していて、どのビルへ行くにも、猛暑の表通りを歩かずに、地下を通って目的地に行くことができます。地下鉄はありませんが、地下道が充実しているのは、夏の暑さ対策のためです。

 

そんなわけで、亜熱帯気候でも冷房がよく効いているヒューストンにいる私は、日本の猛暑のニュースをテレビで見るたびに、心が痛みました。

 

そんな暑さの中、日本のみなさんの夏休みは、きっとロンドン五輪のテレビ中継をご覧になっていた方が多かったことと思います。アメリカにいる私は、日本の選手がアメリカの選手とメダルを争う競技を除いては、日本の選手が登場する試合の中継をテレビで見ることができず、とても残念でした。

 

 そのかわり、私が応援しているアメリカの選手の活躍を満喫しました。その選手というのは、テニスのヴィーナス&セリーナのウィリアムズ姉妹です。姉妹はロンドン五輪のひと月前、同じウィンブルドンのコートで行なわれた世界選手権でも優勝していますから、日本でもテニスファンの方なら、この姉妹がコートで見せた見事なパーフォーマンス(敏捷性、判断力、強烈なパワーやスタミナ)には、きっと目を奪われたことと思います。

 

 私はテニスをしませんが、この姉妹の活躍ぶりに魅せられていた理由があります。それは二人が「ヴィーガン」(徹底したベジタリアン)だからです。「ヴィーガンの食事では、激しいスポーツをこなす体を作れない」と思っている人が多い日本のスポーツファンのみなさんに、「それは神話にすぎない」ということを知ってほしいと願いながら、決勝戦を見ていました。

 

 実は、このところアメリカのプロスポーツの世界では、ウィリアムズ姉妹に限らず、ボクシングからフットボールまで、「ヴィーガン」の選手たちの活躍が目を引いています。「超健康革命の会」の「会報」最新号(第54号/20129月号)では、こうした「ヴィーガン」の選手たちの活躍ぶりについて詳しく記しましたので、関心のある方はぜひご覧になってください。

 

※「超健康革命の会」についてのご案内は、⇒ こちらから

 

 

 

201210月の来日講演会について】

このホームページのインフォメーション欄でもご案内していますが、秋の来日講演のスケジュールは下記のようになっています。会場でみなさんとお目にかかるのを楽しみにしています。なお、詳細については、各講演会ご担当の方までお尋ねください。

 

1013() 東京・港区「機械振興会館」B2ホール(東京タワー隣り)(午後1時半~)

        ◎問い合わせ先:03-3436-6827 (日本リビングビューティー)

 

1014() 名古屋・鶴舞公園内(午後1時~) 

◎問い合わせ先:080-5169-3200(ベジライフ推進部 吉田さん)

 

1017() 東京・ベルサール神田(午後7時~)

 ◎問い合わせ先:03-6893-1140 Think & Do株式会社)

 

1019() 福岡市・中央区「天神ビル」(午後7時~) 

◎問い合わせ先:092-738-3330 (公認会計士山崎隆弘事務所)

 

1020() 京都市・京都プラザホテル(午後2時~)

      ◎問い合わせ先:06-6167-6330 (美人野菜大学)

 

1021()川越市「ロイヤルパークテニスクラブ」2F(午後1時~)

◎問い合わせ先:080-5442-3093(近藤さん)

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/7/25)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                          July, 2012

 

日本のみなさん、こんにちは。

 私の住むヒューストンでは、6月9日に「ヒューストン・ヴィーガン・フェスタ」(VegFest Houston)が開催されました。

 

ヴィーガン・レストラン、ローフード・カフェなどの屋台が並び、地元のミュージシャンたち(もちろんヴィーガンです)のライブやインドのみなさんの踊り(ヴィーガンです)、「ローフード」や「ヴィーガン流ソウルフード(注)」などの料理教室、そしてヴィーガン・エキスパートたちによる講演などが行なわれ、お祭りは大盛況でした。

(注)「ソウルフード」とは、アフリカ系アメリカ人の伝統料理のこと。米国南部で奴隷制を通して生まれたもの。

 

なかでもハイライトは、ヴィーガン歴29年で人気作家としても知られる、ヴィクトリア・モランさんの講演でした。彼女はすでに11冊の本を出しているアメリカでは著名な作家で、著書はすべて、人間の心の底にある「善良さ、美しさ、素朴さ」などに気づかせてくれるスピリチュアルなものや、「ヴィーガンの食習慣」のすばらしさについて書かれているものばかりです。

 

日本でも『だいじょうぶ、そのままのあなたでいい』(阪急コミュニケーションズ刊)や『体の中から「キレイ」になれる50の習慣』(ベストセラーズ刊)が刊行されていましたので、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。いずれの本も私たちの心をとても温かくしてくれる内容で、特に私は『だいじょうぶ、そのままのあなたでいい』が気に入っています。この本の原書『Creating a Charmed Life』は、アメリカではかなり人気があります。

 

実は彼女は私のお気に入りのヴィーガン・フレンドなのです。10年ほど前に、あるカンファレンスで出会い、年齢も近いことから意気投合し、それ以来年に一度は一緒の時間を過ごしていました。毎年出会うたびに、ぜひヒューストンのみなさんの前で講演をしてほしい、とお願いしていましたが、今回それがやっと実現できました。

 

「ヒューストン・ヴィーガン・フェスタ」におけるヴィクトリアの講演は、5月に刊行された新刊『Main Street Vegan』についてのお話が中心でした。この本で彼女は、無理なく本物のヴィーガンになるにはどうしたらいいのか、栄養的に問題はないのか、ヴィーガンがすすめるレシピにはどういったものがあるのか、などヴィーガンに関する必要な知識をわかりやすく、そして科学的な裏付けをもって記しています。

 

 ヴィクトリアは今回の講演の中で、「ヴィーガン・ライフ」を抵抗なく受け入れるためのコツを、「VEGAN」(ヴィーガン)の綴りに沿って話してくれました。

 


 「
V」は「Validate Your Choice」(選択を確認する)。ヴィーガンの選択が道理にかなっていることの確認です。これについては『The China Study』(邦訳『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコ―出版刊)にその理由が余すところなく示されている、と彼女は解説します。

 

E」は「Enjoy Your Adventure」(冒険を楽しむ)。ヴィーガンの食事はバラエティーに富み、その種類は無限にあるので、いろいろなレシピやヴィーガン・レストランを試し、冒険を楽しもう、ということです。

 

G」は「Get to Know Other Vegans」(ヴィーガン仲間と出会う)。ヴィーガン・ライフをしている人と知り合いになろう、ということ。ヴィーガン・ライフは決して特殊な選択ではないことを知り、ヴィーガンに対する想いやレシピ、情報を交換したり、ヴィーガン同士で励まし合うのに役立ちます。

 

A」は「Attract」(魅力アップ)。ヴィーガンの食習慣に変えると、デトックスやクレンジングが活発になり、スリムダウンが実現、そして美肌やエネルギ―に満ちあふれた元気な体に変身し、周りの人を魅了するようになります。

 

N」は「Never Forget Animals」(動物にも命があることを忘れない)。アメリカでは人々の食べ物となるために、1分間に19,000体もの動物の生命が失われていきます。カンザスシティ(ミズーリ州)の田舎町に育ったヴィクトリアは、食肉処理場を見学したときのことを話し、犠牲となっている動物たちの存在を強く訴えていました。

 

そして彼女は、次の言葉で講演を締めくくりました。

 

──命あるものはすべて、「死への恐怖」を察知する能力を持っています。ヴィーガンを選択することは、この地球で共に生きている動物たちの命を大切にすることでもあるのです。

 

 日本では「ヴィーガン」と聞くだけで、「あまりにも極端」「私にはできない」「体に良くない」という声のほうがまだ圧倒的に多いようですが、ヴィクトリア流の「VEGAN」解説を、ぜひ日本のみなさんにも知っていただけたらと思います。

 

【参考サイト】Victoria Moran:

http://www.amazon.com/Victoria-Moran/e/B001IQWC56/ref=ntt_dp_epwbk_0

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/6/27)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                          June, 2012

 

日本のみなさん、こんにちは。

 

ヒューストンにある我が家から車で7~8分ほど行ったところのオフィス街では、毎週土曜日の朝、地元農家による「ファーマーズマーケット」が開かれています。

 

週末で車のない駐車場に、近隣の農家の人たちがとれたてのオーガニック野菜や果物を持ち込んでお店を出すのです。

 

私の住むヒューストンは、ニューヨーク、ロサンジェルス、シカゴに次ぐアメリカ第4の都市で、街の中心部には高層ビルがたくさん立ち並んでいますが、そこから車で1時間も走ると、農家の畑や牧場が広がっています。

 

日本から発信された「Chisan-Chisho」(地産地消)という言葉が、数年前からアメリカでもそのまま使われるようになって以来、私の周りでも「地元の畑や果樹園で育った、とれたてのものを食べるのがベストである」という意識を持つ人がだんだん増えてきています。

 

そのため、ヒューストンでは火曜日から日曜日まで、毎日どこかで開かれる「ファーマーズマーケット」の数が、およそ20か所もあるといいます。

 

私が土曜日に買い物をする「ファーマーズマーケット」には、野菜や果物ばかりか、お花やホームメイドのパン、ローフード・スウィーツ、ローフード・スナック、さらには生のハチミツ、ヤギのミルクやチーズ、平飼いの卵、穀物飼料ではなく牧草で育てたオーガニックビーフを売るお店など、およそ50店余りが並んでいます。

 

そのため、ここに買い物に来る人は、必ずしもベジタリアンやヴィーガンとは限りません。でも、総体的に健康意識の高い人たちです。

 

地元ミュージシャンによるバンドも登場すれば、コーヒー、スムージー、サンドウィッチ、ペストリー、メキシコやインド料理などの屋台、それからヤギのミルクとハーブの手作り石鹸のお店、庖丁を研いでくれるお店なども出て、その賑わいぶりはちょっとしたお祭りのようです。

 

 

なかでも私の一番のお気に入りは、デイヴィッドのお店です。

 

とれたての葉付きニンジンやフェネル、見事なケールやホウレンソウ、カラードグリーン、スイスチャードなどはもちろんのこと、小松菜や春菊、白菜、カブなど、日本の種で育てたお野菜も持ってきてくれるからです。

 

小松菜や春菊は日本や中国、韓国の食材を売っているスーパーにはありますが、オーガニックではありません。

 

デイヴィッドはオーガニックの種をロサンジェルスにある日系の種専門店から購入し、無農薬で育てています。

 

また、初夏には「ナスタチウム」も並びます。ナスタチウムは赤や黄色、オレンジなど、色鮮やかなお花で、葉や実まで食べられます。クレソンと同じ仲間で、ワサビの味に似ています。

 

フェノール、フラボノイド、グルコシノレートなどのファイトケミカルや、ビタミンC、鉄などが豊富なため、ちょっと高いのですが、このお花を見かけると買わずにはいられません。

 

 

 

 

 

サラダに鮮やかな彩りを添え、食卓がとても華やかになります。

 

この「ファーマーズマーケット」で買う色とりどりの野菜、ラズベリーやブルーベリー、イチゴなどの果物、そしてお花などでサラダのお皿を飾ると、虹を作り出す太陽のエネルギーや、さまざまな病気から体を守るのに不可欠な抗酸化栄養をたくさんとり込むことができます。

 

私が毎週行く「ファーマーズマーケット」には、そんな要素がたっぷりのサラダの食材があふれていますので、ここへ行くと、いつもウキウキしてしまいます。

 

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/5/15)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                          May, 2012

 

日本のみなさん、こんにちは。

先月日本各地での講演会のため、2週間ほど日本にいた私は、滞在中に満開を少し過ぎてはいましたが、幸運にも桜の花を見ることができました。私の住むヒューストンには桜がありませんので、日本に到着した翌朝早くに、まだ人出の少ない千鳥が淵でお花見を楽しむことができました。

さて、甲府、福岡、大阪、那覇の4都市で行なわれた講演会は、これまでにも増して画期的なものでした。講演会の演題とテーマが「『スリム&無病息災』のための究極の戦略!~アメリカの最新科学が裏付ける『ナチュラル・ハイジーン』の知恵~」ということもあって、どの会場も、「もっとスリムになりたい、健康になりたいという人や、アメリカ発最新健康情報を学びたい」という熱心な人でいっぱいでした。


 甲府講演の主催者は「フルモニひろめ隊」。このグループは「フルーツ朝食」の習慣を普及させることによって、県民の健康改善をめざしている団体です。


 この講演会で私は、フルーツ生産量日本一の山梨県が、食塩摂取量でも男女ともに日本一であることを指摘し、その汚名を払拭するのに最も効果的なのが、「フルモニ」の習慣であることをお話ししました。


 朝食をフルーツにするだけで、一日の塩分摂取量を3分の1も減らすことができるからです。その結果、「フルモニひろめ隊」は、「フルモニで減塩!」を県民に訴える活動をさっそく始めたそうです。


 福岡講演は一昨年の秋と昨年の秋に続いて3度目です。主催者の「公認会計士 山崎隆弘事務所」は毎月2回ナチュラル・ハイジーンの勉強会を開催していることもあり、参加者のほとんどが、ナチュラル・ハイジーンの実践者、あるいは、ナチュラル・ハイジーンを知っている、という人でした。


 ナチュラル・ハイジーンの健康改善効果にすっかり魅せられた参加者のお一人が、友人・知人を38人も連れてこられたことにはたいへん驚きました。この方は、「ナチュラル・ハイジーンで福岡を健康にさせる」という闘志に燃えていました。


 大阪講演では、主催者の「美人野菜大学」の学長、浜田淳子さんが美しい和服姿で私をお迎えくださいました。日本の伝統美とは無縁のアメリカ社会に暮らす私にとって、これは思いがけないプレゼントでした。


 この講演会では、ナチュラル・ハイジーンの実践者が多かったことから、主催者の希望で講演時間を短くし、Q&Aの時間を通常より多くとりました。どの講演会でもそうですが、この講演会でも多くの人が、「プラントベース&ホールフードの食事でタンパク質やカルシウムが十分摂取できるのだろうか?」と心配されていたようです。質問者への回答は、もちろん「イエス」で、まったく問題ありません。


 那覇講演を主催してくださったのは、
沖縄徳洲会 南部徳洲会病院の内科医、大場先生が主宰する「人育科学社」でした。大場先生は、「正しい食習慣こそは、どんな薬の処方よりも健康効果がある」と確信し、ナチュラル・ハイジーンの食習慣を患者さんにぜひ学んでほしい、と願っている若きドクターです。


 「将来はウォーター・オンリー・ファスティングも治療にとり入れていきたい」と話す大場先生のナチュラル・ハイジーンへの熱い思いは、私をとても感動させてくれました。


 私の講演会をお医者様が主催してくださったのは、今回が初めてです。これは、日本におけるナチュラル・ハイジーン史上、画期的なことだと思います。今後もこのようなお医者様が増えてきてくださることを願ってやみません。


 また、対談のお仕事で、『食べること、やめました』(マキノ出版刊)の著者、森美智代さんとお目にかかる機会がありました。森さんは「脊髄小脳変性症」という難病を甲田療法による断食と青汁で克服され、以来17年間、一日青汁1杯しかとらないことで世界的に知られている方です。


 「食事をしないとき、私たちの体はデトックス(解毒)やヒーリング(治癒)パワーが最も高まる」、というナチュラル・ハイジーンのファスティングの理論が真実であることを、森さんも身をもって体験されていることがとても印象的でした。


 対談の模様は6月に刊行される『医と食』6月号(第4巻3号)に掲載される予定です。(『医と食』は会員制の隔月刊誌。問い合わせ先:
Tel 03-5379-7785Fax 03-5379-7786)

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/4/7)

                                                                 Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                          April, 2012

 

                                              日本のみなさん、こんにちは。

 

 

去る37日、国連大学本部(東京・青山)に高円宮妃殿下とジョン・ルース駐日米国大使などをお迎えして、「カターヴァ賞」の授賞式が行なわれました。

 

The China Study(邦訳『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコ―出版刊)がカターヴァ賞の食糧安全部門に選ばれたことは、本欄の2月のメッセージでお話ししました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この授賞式にキャンベル博士の代理で出席した私は、授賞式に先立って行なわれた受賞内容に関するプレゼンテーションで、「私たちの体にとってやさしいものは、地球環境にとっても限りなくやさしい」という『The China Study』が伝えるメッセージについて、お話ししました。

 

 詳細は、「超健康革命の会・ニュースレター」第52(2012年4月号)をご覧ください

 

 奇しくも、 カターヴァ賞の授賞式から5日後の312日に発行された『Archives of Internal Medicine(米国医師会が月2回発行している論文審査のある内科医学専門誌)

で、ディーン・オーニッシュ医学博士が、肉類を含む食習慣がどれだけ地球を傷つけているか、ということを克明に記しています。

 

 オーニッシュ博士は、患者のライフスタイル指導を行なうことで広く世界に知られ、尊敬されている医師です。

「健康と栄養」という自らの専門領域を超え、地球の健康を守るためにも肉類の摂取を減らすことが重要である、と著名な医学雑誌を通して人々に呼びかけたことは注目に値します。

オーニッシュ博士は、肉食習慣が地球環境に与えるダメージについて、次の点を指摘しています。

 

◎温暖化ガスの大量放出:畜産農業が引き起こす地球温暖化ガス(二酸化炭素、メタンガス、亜酸化窒素)の量(18)は、輸送関連(車・航空機・船舶など)によって放出される量より多い。

 

◎土地利用の非効率性:陸地面積の30%が家畜飼育のために用いられている、また耕地面積全体の33%が家畜の飼料生産のために用いられている。

 

◎森林の破壊:牧草地にするために、森林が次々に伐採・破壊される。すでに牧草地化のため、アマゾンの森林のおよそ70%が失われている。

 

◎食糧利用の非効率性:アメリカで生産される穀物の半分以上、および世界で生産される穀物のほぼ40%は人類の食糧のためではなく、家畜の飼料として用いられている。

 

◎水の浪費:1キログラムの牛肉生産には、13キログラムの穀物と30キログラムのまぐさ(飼料用の草)が必要とされ、これらの飼料生産に43,000リットルの水が用いられる。

 

◎化石燃料の浪費:1/4ポンドの肉を使ったチーズバーガー生産には、26オンス(770ミリリットル)の石油が必要となり、その結果、13ポンド(6キログラム)の二酸化炭素が排出される。

 

◎世界飢餓の要因:「食糧利用の非効率」の問題がもたらす食糧不足のため、世界人口のおよそ半分は栄養不良になっている。

 

オーニッシュ博士はこの論文の中で、「肉類の摂取は、ガン・心臓病・脳卒中・糖尿病ほか、すべての病気による死亡と密接に関連している」「プラントベースでホールフードの食事は、こうした生活習慣病の予防と改善に役立つ」といった主旨の内容を大規模な研究結果を引用して述べ、最後に次のように締めくくっています。

 

──「プラントベースでホールフードの食事」を増やし、肉類を減らすことは、自分自身や愛する人々にとってはもちろんのこと、私たちの地球にとって誠に喜ばしいことである。

 

※ 「The Japan Times Online」に松田先生の紹介記事が掲載されました。

  ⇒ http://www.japantimes.co.jp/text/fl20120407a1.html                                  

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/3/14)

                                     Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                      March, 2012

 

 日本のみなさん、こんにちは。

 

最近「草食系男子」という言葉を日本のメディアでよく目や耳にします。もちろん、この言葉は「プラントベースの食事をしている男性」という文字どおりの意味ではなく、「優しいけれど、恋愛に関してあまり積極的でない男性」といった意味合いで用いられているようです。

 

 一方、アメリカでは最近「Plant Strong」(プラント・ストロング)という言葉をよく見聞きします。これは「プラントベースの食事をしている人は、一般的な肉食中心の食事をしている人よりずっとエネルギッシュでたくましく、病気にならない」という意味で使われています。

 

 そのモデルとなっているのが『ニューヨーク・タイムズ』紙上の売上ランクで長くベストセラーを続けている『The Engine 2 Diet』(「第2消防署の食事」の意)の著者、リップ・エセルスティンです。

 

リップはベジタリアン歴26年の49歳で、ロングセラー『Prevent and Reverse Heart Disease』(邦題『心臓病は食生活で治す』角川学芸出版刊)の著者として知られるコールドウェル・B・エセルスティン博士の長男です。

 

かつてはトライアスロン選手として、常時全米10位内にランクされるほどの著名なアスリートでしたが、引退後、消防士として活躍していたことが今回のベストセラーを生み出すのに役立ちました。

 

 

 

リップは、勤務先の「テキサス州オースティン 第2消防署」の同僚たちに「プラントベースでホールフードの食事」を推奨し、劇的な減量の実現、コレステロール値の改善、めざましい身体能力の向上などへの貢献が全米のメディアで取り上げられ、一躍「プラント・ストロング」のお手本となったのです。

 

The Engine 2 Diet』には、「消防士たちの健康改善記録」と「同消防署の食事レシピ」が克明に記されています。

 

この本がベストセラーとなって以来、リップはNBCの朝のニュース番組『TODAY』や『Dr. Oz Show』ほか多数のテレビ番組に出演したり、全米各地で講演を行なうなど、メタボや生活習慣病の予防と改善のための指導を続けています。

 

毎回立ち見が出るほど人気のあるリップの講演会ですが、彼はそこで次のようなことを熱く訴えています。

 

 

 

 

 

 

 

◎私たちが毎日選択し口に運ぶものと、心臓病や脳卒中、アルツハイマー病、ガンなどの慢性病との間には、反論の余地もないほど深い関係がある。

 

◎プラントベースの食事は、病気をしないたくましい体づくりに役立つだけでなく、薬などに頼らずとも肥満やコレステロール値、血圧、血糖値などの異状を短期間で改善し、メタボを追放することができる。

 

◎平均的なアメリカ人の食事は動脈を詰まらせ、心臓病の初期症状であるEDを引き起こす。しかし、プラントベースの食事をしている人はそのようなことがないので、バイアグラやシリアスなど必要としない。

 

◎緑の濃い野菜はステーキよりもタンパク質を多く含み、牛乳よりもカルシウムが豊富で、その吸収率も牛乳より高い。

 

そして、「プラント・ストロングは緑葉野菜によって誰もが手に入れられる」と結論づけます。こうしたメッセージを伝える彼のスリムで筋肉質の体は、プラント・ストロングを代表するすばらしい鑑といえるでしょう。

 

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/2/8)

                                   Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                February, 2012 

 

 

 日本のみなさん、こんにちは。

 

このほど、『The China Study』(邦訳『葬られた「第二のマクガバン報告」』グスコー出版刊)が、「カターヴァ(Katerva)賞」を受賞しました(注)。

 

 

 この「カターヴァ賞」というのは、最も著名な環境保護団体として知られる「Katerva」(カターヴァ)から、地球環境を守るため、世界で最もサステイナブル(地球環境の持続可能)なアイディアによって世の中に貢献した物や組織、団体、個人などに毎年与えられる名誉ある賞です。

いわば、サステイナビリティー分野での「ノーベル賞」に匹敵するといってもいいでしょう。

 

Katerva」とは、「群衆」を意味するラテン語「Caterva」からとられたもので、この組織は、求められる地球環境の改善のため、「人々の飽くなき利潤追求と利便性を求める傾向に歯止めをかける活動」を行なっています。

 

「カターヴァ賞」には、経済、輸送、行動様式の変化、食糧安全保障、都市開発ほか合計10部門あって、各分野から受賞者が一つ選ばれます。選考基準は非常に厳しく、「効率、ライフスタイル、消費の面で従来のパラダイムを一変させ、地球環境の積極的な改善推進に最も役立つ」と判断されたものに与えられます。

 

The China Study』は「食糧安全保障」部門での受賞です。つまり、『The China Study』は、「地球環境を守るため、食の選択の面で従来のパラダイムを変え、最もすばらしいアイディアを提供している」ということが評価されたのです。

 

このたびの受賞によって、キャンベル博士が『The China Study』の中で伝えたかった「大切なメッセージ」が、日頃活字にふれることのない人にまで伝わっていくことでしょう。キャンベル博士は『The China Study』の中で、次のように述べています。

 

もし私たち人間が、自分自身のために健康状態をベストに持っていいけるような食生活(プラントベースでホールフードの食事)を送れば、この地球にとっても、健康状態をベストに持っていけることがわかってきた。

 

「プラントベースでホールフードの食事」をすることによって、私たちは水や土、資源や製品を少ししか使わなくてすむようになる。公害も減り、家畜に与えている苦しみも減ることだろう。(『葬られた「第二のマクガバン報告」』(下巻)59ページより)

(『葬られた「第二のマクガバン報告」』(下巻)59ページより)

 

「私たちの体にとってやさしい食習慣は、地球にとってもやさしい」ということを、世界中の多くの人に知っていただく機会が与えられたことを、私はとてもうれしく思います。

 

今回の受賞では、さらに日本のみなさんにお伝えしたいすばらしいニュースがあります。それは、「カターヴァ賞」の授与式が3月7日(水)に東京で行なわれることです。

 

 

まず式典が国連大学(東京都渋谷区)で行なわれたあと、夜は食事つきのレセプションがあります。高円宮妃久子様、アメリカをはじめ世界各国の駐日大使、各国の商工会議所代表、大手企業の役員、政治家、影響力のある投資家などが出席されるそうです。

 

 

そしてこの一連の行事に、キャンベル博士の代理として私が出席することになりました。キャンベル博士があいにく3月3日から10日まで、カリブ海航海中のクルーズ船上セミナーで講演を行なっていて、授賞式に出席できなくなったためです。

 

博士の代理には、この本の内容を熟知していて日本語版の翻訳を担当した私が適任であるとして、キャンベル博士がカターヴァ事務局に私を推奨してくださいましたので、この大役をお引き受けすることにしました。

  

「カターヴァ賞」の授与式が東京で行なわれることから、今後、『The China Study』と邦訳『葬られた「第二のマクガバン報告」』が、ますます注目されるようになることでしょう。日本語版訳者として、本当にうれしく感じているところです。

【注】「カターヴァ」と「カターヴァ賞」に関する詳細は、下記をご覧ください。

http://katerva.org/about/mission/

 

 

 

http://katerva.org/finalists-2011-food-security/

 

 

※追加情報:「カターヴァ賞」の授与式への参列(有料)ご希望の方は以下のサイトから登録が

      できます。

http://katerva.doorkeeper.jp/events/626-the-first-annual-katerva-conference-on-innovation-in-sustain

 

 

 

松田先生からのメッセージ(2012/1/10)

                                   Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston

                                January, 2012 

 

 

 日本のみなさん、あけましておめでとうございます。

 

昨年、日本列島は東日本大震災、大津波、原発事故、大型台風と、大きな災害に相次いで見舞われました。新しい年を迎え、どうかもう災害のない、安らかで平穏な日々が続いてほしい、と心よりお祈りするばかりです。

 

年の初めにあたり、ご自身やご家族の健康を願った方も少なくないことでしょう。また新年の抱負として、「減量とメタボ追放」を掲げた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

地震や津波、台風などの天災は自らコントロールできるものではありませんが、肥満やさまざまな病気は自らの力で防ぐことができます。さらには、すでにメタボや深刻な病気になってしまっているという人でさえ、体にとってふさわしい食習慣とライフスタイルの選択によって、予防はもちろん改善していくことも可能です。

 

 

 

昨年アメリカで大ヒットし、現在もDVDや普及本がベストセラーを続けているドキュメンタリー映画『Forks over Knives』(正しい食事は手術に優る)は、それが真実であることを伝えています。

 

映画の内容は、栄養科学・医学界の頂点で活躍しているキャンベル博士とエセルスティン博士の研究人生が導いた結論ともいえるものであり、ナチュラル・ハイジーンのパイオニアたちの教えと一致したものです。

 

新しい年を迎えたみなさんが、スリムでエネルギーに満ちあふれ、健康ですばらしい人生を送りたいと願うのなら、「プラントベースでホールフードの食事」というキーワードをつねに忘れずにいてほしい、と願っています。

 

この食生活は私たちの健康に役立つだけではありません。私たちの住む星、地球環境の改善にとっても、たいへん役立つ習慣なのです。そのため最近では、欧米の多くの都市が「ミートフリー・マンデー(月曜日は肉を食べない日)」キャンペーンを実施しています。

 

昨年10月にはスウェーデンに、世界で初めて「ミートフリー・マンデー」を実施するホテルと航空会社が登場しました。ノルディック・ライト・ホテルとマルモ航空です。

両社の意図するところは、CO2の放出量削減と、「サスティナビリティ―(持続可能)意識」を高める機会をお客様に提供することにある、といいます。

 

さらにイギリスでは、17の小学校が昨年5月から「ミートフリー・マンデー」の給食を実施しています。その目的は、人命と地球環境にとって「ヘルシーな食生活」が重要であることを、子供たちに教えるためだといいます。

 

このように、プラントベースでホールフードの食事はトレンディーな選択なのですが、すべての食事を「プラントベース&ホールフード」にすることなどとてもできない、という人も少なくありません。

 

そこで、「ミートフリー・マンデー」のように週一度の「プラントベース&ホールフード」の試みから始めてみることをおすすめします。

 

かけがえのない家族と自らの健康、そして地球の健康を守るため、今年は、体や地球を傷つけることのない食事選択を、ご自分でできるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

【お知らせ】

昨年度以前の「メッセージ」につきましては、アーカイブ調整中です。