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日本ナチュラル・ハイジーン普及協会

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松田先生からのメッセージ(2017/8/23)

                                         Hello from Mamiko Matsuda,Ph.D. in Houston   Aug. 2017

 

日本のみなさん、こんにちは。

 

726日付けの毎日新聞電子版「医療プレミアム」に「長生きしたければコーヒーを飲もう?!」という記事が掲載されていました(注)。

(注)https://mainichi.jp/premier/health/articles/20170725/med/00m/010/010000c

 

コーヒーを1日23杯飲む人は飲まない人に比べ死亡率が低く、コーヒーの摂取が増えると心臓病・ガン・呼吸器系疾患・脳卒中・糖尿病・腎臓病による死亡率が減る、といった内容が書かれています。

 

                

 

これは、2017711日付け発行の『米国内科学会誌』(AIM)で報告された数字です()

(注)185000人を対象にしたアメリカでの研究、および、521310人を対象にした「欧州のがんと栄養に関する前向きコホート研究」(EPIC)の結果に基づくもの。

 

日本でも「国立がん研究センター」などが日本人男女9914人(4069歳)を対象に行なった「多目的コホート研究(JPHC研究)」が、コーヒーを1日に34杯飲む人の死亡リスクは、まったく飲まない人に比べ24%低いことを明らかにしています。また、コーヒー摂取により、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクの有意な低下が認められた、といいます(注)。

 ()「American Journal of Clinical Nutrition 2015 May;101(5):1029-37

 

この記事をご覧になった方の中には、「コーヒーで長生きできるなら、これからは飲まなくっちゃ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。でも、このような情報を見たとき、すぐに飛びつくのではなく、もう少し総合的な見地からの推測が大切なのではないでしょうか。

 

この研究は、「喫煙、食生活、ライフスタイル、病歴などについてのアンケートに基づく調査」とされていますが、コーヒー以外の要素(毎日の食事、睡眠時間、運動の程度、喫煙や飲酒の状況、ストレスの度合いなど)について、調査の詳細は不明です。

 

長生きするかどうかは、コーヒーを飲む頻度だけによって決まるものではなく、上記の要素を含めた生活習慣全般の総合的な影響によって左右されるものです。とりわけ食習慣が健康に与える影響は、みなさんの想像以上に大きいものがあります。

 

ただし、今回の調査に関していえば、コーヒーを習慣にしている人は、もしかしたらコーヒーを飲まない人と比べて、総体的に規則正しい生活を心がけ、食事面でも気をつけているのかもしれません。そのあたりまで詳細に調査しなければ、いちがいに「コーヒーと長寿」の因果関係について結論を下せるものではありません。

 

 今回の「コーヒー」に限らず、大マスコミが伝えるこうした健康情報は、一つの要素だけを強調することによって、人々を誤った方向へ導く危険性があります。

 

コーヒーには、細胞の酸化を防ぎ、ガン・心臓血管系疾患・糖尿病・呼吸器系疾患を含む感染症ほか、病気のもととなる細胞へのダメージを防いでくれるのに役立つポリフェノール系のファイトケミカル「クロロゲン酸」が含まれています。

 

確かにその物質による効果はあるでしょう。ただし、健康にとって有益であるという点においては、「プラントベースでホールフードの食事」のほうが重要性ははるかに勝るものでしょう。

 

         

 

白いご飯や白いパン、肉類、ピザ、コンビニ弁当、砂糖入りのお菓子、清涼飲料などといった、「栄養的に貧しい食生活」をしている人がコーヒーを飲んでも、抗酸化栄養やファイトケミカル、食物酵素、食物繊維などが圧倒的に不足した「栄養的に貧しい食生活」がもたらす害を防ぐことはできません。

 

かつて私は「栄養的に貧しい食生活」で毎日を過ごし、睡眠不足によって生じる慢性の疲労感を、コーヒーのカフェインの刺激でごまかしていました。「コーヒーは元気回復のもと」と信じていた私は、コーヒー依存症となり、気がついたときには1日6~7杯も飲むようになっていました。

 

「ナチュラル・ハイジーン」に出会ってから、私はコーヒーとは縁を切りましたが、コーヒーの香りは今でも大好きです。規則正しい生活を心がけ、抗酸化栄養やファイトケミカル、食物酵素、食物繊維などが豊富な「栄養的に豊かな食生活」をしている人が、1日に1度、香り高いコーヒーに心の安らぎを見出すというのであれば、ストレスマネージメントにも通じ、コーヒーに含まれるポリフェノールの抗酸化作用、抗炎症作用など、ポジティブ効果も期待できるかもしれません。

 

    アルコール同様、コーヒーのような嗜好品の摂取はあくまでも、みなさん一人一人の人生観が反映された選択になります。「長生き」のためのコーヒー摂取であるならば、コーヒーよりも優先されるべきものは、まず「栄養的に豊かな食生活」であり、「十分な睡眠と運動」「ストレスを溜めない習慣」である、ということを多くのみなさんに知っていただきたい、と思います。

    

    「コーヒーを飲むと健康で長生きする」といった、コーヒー関連業界にとってプラスとなるような情報だけを一方的にとりあげるマスコミの姿勢を残念に思うとともに、みなさんにはこうした食品健康情報に対し、ぜひ自分自身で調べ確かめたうえで判断してほしい、と願うばかりです。「超健康革命の会」発信の情報が少しでもお役に立てば、うれしく思います。

 

       コーヒーに含まれるカフェインやその副作用について知りたい方は、私家版『ナチュラル・ハイジーン「Q&A」ブック①』(6162ページ)をご覧ください。

詳細は ⇒ こちら

 

    

  

                 『Q&Aブック①』